音名について書きます。
音名とは音の名前のことです。
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まず有名なのは「ドレミファソラシド」。
これはイタリア語の音名です。
ドレミファソラシは7つの音で出来ています。
虹の色も7つ。
七福神も7つ。
曜日も7つ。
7という数字には何か意味があるのかもしれませんね。
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他にもいろいろな音名があります。
例えば英語の音名。
英語の音名はコードネームに使われているため、
ポップスやジャズをやる時には欠かせません。
ドレミファソラシを英語の音名に直すとこのようになります。
ド C
レ D
ミ E
ファ F
ソ G
ラ A
シ B
ドレミファソラシがCDEFGABです。
少しずらして、ラの音からスタートするとシンプルになります。
ラ A
シ B
ド C
レ D
ミ E
ファ F
ソ G
普通のアルファベットの並び方になりました。
ラシドレミファソがABCDEFGです。
コードの勉強をする方は、ぜひこの英語での音名を覚えましょう。
ラシドレミファソがABCDEFGです。
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また、日本のクラシック音楽教育ではドイツ語の音名を使うことがあります。
ドイツ語の音名は以下の通り。
ド C
レ D
ミ E
ファ F
ソ G
ラ A
シ H
ドレミファソラシがCDEFGAHです。
英語と比べると、シの音が違うだけですね。
シの音は英語だとBだったのに、ドイツ語だとHです。
使うアルファベットは似ていても、
ドイツ語の読み方は英語の読み方と全然違います。
ドイツ語音名の読み方は以下の通り。
C ツェー
D デー
E エー
F エフ
G ゲー
A アー
H ハー
ドイツ語のEはエー。
英語のAもエ−。
ここが紛らわしいです。
クラシックをやっていた方がジャズをやる時などに混乱しやすいです。
自分が今、何語の音名を使っているか意識しておくと良いと思います。
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次は日本語の音名もみてみましょう。
ド ハ
レ 二
ミ ホ
ファ へ
ソ ト
ラ イ
シ ロ
「いろは歌」というものを聞いたことはないでしょうか?
日本語のかな五十音が全て使われているものです。
いろはにほへと ちりぬるを
わかよたれそ つねならむ
うゐのおくやま けふこえて
あさきゆめみし ゑひもせす
日本語の音名はこの最初の7文字からとられました。
英語の音名と同じく、ラの音からはじまっています。
ラ イ
シ ロ
ド ハ
レ 二
ミ ホ
ファ へ
ソ ト
ハ長調やイ短調など、調性を表す時には日本語の音名が使われます。
ハ長調はハの音、つまりドの音が中心になる長調。
イ短調はイの音、つまりラの音が中心になる短調です。
調性を表す時以外は、日本語の音名を使う機会は少ないかもしれません。
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