耳コピをして楽譜を作っていると、楽譜を読むのが上達していきます。
また、音楽をイメージする力も身につきます。
音楽の基礎的な力がどんどんついていきます。
ぜひやってみましょう。
耳で聴いて楽譜を作る場合、以下の手順で行います。
1.たくさん聴く
シンプルですが、とても大事です。とにかくたくさん聴いて曲を覚えましょう。
そしてなんとなく口でメロディを歌えるようになりましょう。
これが出来ていると、後のステップがだいぶ楽になります。
2.曲の構成を調べる
イントロが何小節、Aメロが何小節、みたいな感じです。
例えばこのような感じで構成を書いたりします。
イントロ(8) ピアノ
Aメロ(8)
Aメロ(8)
Bメロ(8)
ブリッジ(8)
エンディング(8) サックス
書き方は自由です。自分で分かれば何でも良いです。
大事なのは、繰り返す部分を把握しておくことです。
(上の例では、最初にAメロが2回繰り返されています。)
3.メロディ の音の高さを調べる。
キーボードなどを使ってもいいので、音の高さを調べます。
音の高さを探す時には、いくつかコツがあります。
・人間は1番最後に聴いた音が記憶に残ります。聴きたい音の次の音が鳴る前に音源の再生を止めましょう。
・フレーズの終わりの音が1番分かりやすいです。フレーズが難しい時は終わりの音から順番にさかのぼっていきましょう。
・完璧を求めないでください。完璧を求めるととても時間がかかってしまいます。80%の出来で良いので、数をこなした方が上達します。
カタカナでも音符でもいいのでメモをします。
まずはリズムを無視します。
カタカナの場合は例えば次のようになります。
ドードレミミソーミミレレドーミーミファソードーラードーソー
4.小節線を区切る
楽譜を書きたい部分の小節線を区切ります。
例えば上の例のAメロは8小節なので、まず8小節の線だけ区切ってしまいます。
5.最初の小節にどこまでの音が入るのかを調べる
音源を聴きながら、手を叩きます。
最初の小節にメロディがどこまでが入るのかを調べます。
上の例だと「ドードレミミソー 」までが最初の小節に入るとします。
6.小節の上に拍の数字を書く
小節の上に拍の数字を書きます。
「1」が小節の最初に来るようにします。
「3」が小節の真ん中に来るようにします。
「2」は1と3の真ん中にくるようにします。
「4」は3と次の小節線の真ん中にくるようにします。
7.手を叩きながら歌い、上の数字に合わせて白丸で音を置いていく
手を叩くのと同時に歌う音は、数字の真下に来ます。
手を叩く音と手を叩く音の間に歌う音は、数字と数字の間に置きます。
8.白丸の位置を考えながら、リズムを書いていく
あとは白丸の位置を見ながらリズムを考えて書いていきます。
このようにしていくと、メロディを書いていくことができるはずです。
まずはどんどんメロディを書いていく練習をしましょう。
少しずつでも良いのでコツコツ続けるとどんどん上達します。
上に書いたステップも飛ばすことができるようになると思います。
メロディを聞き取ることが上手になったら、コードを聴き取ります。
コードの聴き取り方はまた改めて書きます。
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