楽譜を見ながら演奏をするとき。
「ドレミ」と書いてあった時に、素直に「ドレミ」と鍵盤を押せば正しい高さの音が出ます。でもそれだけでは十分ではありません。
演劇の台本で「こんにちは」と書いてあるからといって、どんな「こんにちは」でも良いわけではないのと一緒です。誰に対して言っているのか、どんなテンションで言っているのか、どのくらい親しい相手に言っているのか、さまざまな状況を感じながらその場にあった「こんにちは」を言う必要があります。
演奏もどんな「ドレミ」なのか、前後の流れやその曲の雰囲気やニュアンスやいろいろな事をイメージして演奏した方がいい感じの「ドレミ」になると思います。