自分の中にある感覚としっかりつながる

魅力的な演奏というのは、演奏している人が自分の感覚を大事にしている事が伝わってくるものだと思います。本当によりどころになるのは自分自身の感覚だけだと思います。自分の感覚としっかりつながるために、練習があるのだと考えています。

自分の輪郭は

「自分にとって一番の強みは、自分にとっては当たり前で普通の部分。でも他の人にとっては特別に思えるような部分だ。」という言葉があります。 その場合、その強みは自分にとってなんでもないものなので、ことさらアピールするのが難しいかもしれません。いろいろな人の意見を聞くとだんだん自分の輪郭がはっきりしてくるのでしょうね。

何を選ぶか

いろいろな場所に行っていろいろな方の話を聞くのですが、よく感じるのが覚悟の大切さ。 覚悟というと大げさだけど、その人が何を優先して生きているかというのは他の人にもきっと伝わるのでしょう。あることを優先するということは、他のことを捨てることでもあります。全部取ろうとすると何も取れないのでしょう。本当にほしいものがある時、それ以外のものをあきらめる必要も出てくるのでしょう。

ほめて育てるかどうか

人を育てる時に、ほめて育てるかどうかという話があります。 私はほめて育てていきたいと考えています。 物事を学ぶというのはどんな分野でも長距離走のようなもの。どれだけ優秀だったり器用だったりしても、長い長い道のりを進んでいく必要があります。またその道のりは必ずアップダウンがあります。喜びや楽しみもありますが、つらい事やしんどい事もあります。 そんな状況の中「めげずに続けていくこと」こそが何かを成し遂げるのに一番大切な事だと思うのです。 だから、そばにいる人は暖かく励ましていく事が一番大事だと思うのです。

ジャズのアドリブができるようになるには

ジャズのアドリブをできるようになるには何をしたら良いか、よく聞かれます。 全くゼロからのスタートの場合、一番大事なのはジャズの有名なCD、いわゆる名盤と言われるようなものをたくさん聴いてみる事だと思います。有名なCDは有名なだけあって、魅力がいっぱいで楽しいです(^^) ジャズといってもいろいろなサウンドがあります。録音された年代を調べてみて、1920年代ぐらいから10年きざみぐらいで様々な時代のものを聴いてみると良いかもしれません。自分の好みに合うものが見つかると思います。 ところで、なぜアドリブを演奏するにあたって聴く事が大事なのでしょうか。 演奏というのは、聴いて体の中に染み込んだサウンドしか表現する事が出来ないからだと思います。演奏というのはその人が今まで経験してきたものが出ます。どれだけ教則本や理論書を読んでも、音に触れていなければ、教則本や理論書のような演奏になってしまいます。 別にジャズの生き字引にならなくても大丈夫です。どんなものでも、自分が心からいいなあと思えるサウンドをジャズの中に見つけた時、そのサウンドはあなたのものになっているはずです。 それから、そのサウンドを実現するために楽器やマイクに向かう時間がはじまります。

「耳が良い」とは

耳が良いというと、音を聴いた時にドとかレとか分かることだと思う方も多いかもしれません。もちろん音が鳴った時に音の名前がすぐわかる力も大事だし便利です。でも耳の良さとはそれだけでなくて、いろいろな良さがあります。 二つ以上の音が鳴った時、その二音の関係性をしっかり感じ取れると良いなあと思います。それには複数の音が合わさった時に生まれるいろいろな色や温度を味わっていくことが大事だと思います。

ソルフェージュって何でしょうか

ソルフェージュ。もともとフランス語ですよね。使い方に幅がある言葉です。 音楽家の基礎技能全般を指す時もあるし、楽譜をみて歌えるようにする訓練を指すときもあります。大学のソルフェージュの授業では「聴音」といってピアノで弾かれた音を楽譜に書きとったり、「初見視奏」や「初見視唱」といってはじめてみる楽譜をピアノで弾いたり歌ったりしました。 僕もソルフェージュと名の付くレッスンをしています。僕の場合は、音楽理論を身体で体感するようなやり方をしています。和音の種類や機能、またその繋がりを知識でなく体の感覚として理解してほしいのです。音楽の構造やリズムに関しても同じです。 大事なのは、楽譜をみて音の高さを正確に歌うことを目指すだけではなく、鳴っている別の音に対して美しくハーモニーをつける感覚も養っていくことだと考えています。リズムも同じ。他の音に対して自分がどのようにすると美しさがうまれるのかを知っていくのが大事だと思います。 音と音の関係を知っていくということですね。 そのような感覚が育てば、音だけを聴いた時に楽譜上で何が起こっているのか気づける力もついてきます。音楽家の基礎訓練としてとても有益だと思っています。 ちなみに、大人になってからでも十分その力を伸ばす事はできます。 さまざまな方をみてきてそう思います。もちろん子供のころの方が伸びは早いですが、大人もゆっくりと成長することができて、それはとても嬉しいものです。

カップをフルにの人

自分に与えられた器を満タンにして生きていこう、という人に会いました。なんか面白かったです。自分はどちらかというとスカスカに生きてきたかもしれません。それはそれで有りだけど、もうちょっと満たしていってもまた面白そうだと思いました。

自分の力を発揮するには

自分の力を存分に発揮するためにはどうしたらよいか。周りの力を発揮できる状況を目指して、そこに乗っかることで、自分も自然に力を発揮できるかもしれません。音楽をやっているとそんな事を感じます。

ほしいものに向かうのは面白い

やりたいことやほしいものがあった時。手段を選ぶ人と手段を選ばない人と、どちらがそのやりたいことに対して思いが強いといえるでしょうか。それは手段を選ばない人だと思います。綺麗に生きていきたい、正直に生きていきたい、まっすぐに生きていきたいという思いはそれはそれで大事。でもやりたい事とその思いが両立しない場合もある。なりふり構わずやりたい事に向かうのは純粋だとも言えます。ただし目標とか夢とかは目に見えたり人に説明できるものが注目されますが、そこをゴールにすると自分の幸せや充実感と離れた場所に行ってしまう可能性はあります。オリンピックで金メダルを獲るより身近な誰かの笑顔が重大な場合もあるかもしれない。逆ももちろん。自分はというと、金や地位や名誉もほしいですし、自然でかっこいい音楽を表現したいとか、他の人のためになる仕事がしたいとか、幸せな時間をたくさん持ちたいとか、さまざまな目標があります。さまざまなゴールに対してそれらを実現できるように考えて行動して結果が出たり出なかったりするのは面白いです。ギャンブルに限らず不確定な要素があるものの方がワクワクしますよね。もし魔法が使えて全ての望みが叶ったら退屈だろうし、いろいろ試してたまにうまくいったりいかなかったりというのが醍醐味なんでしょうね。

柔軟であるためには

何をするにでも柔軟であった方がうまくいくことは多いと思うのです。そのためには、自分で自分の価値をしっかり信じていないと難しいですね。そうでないと、さまざまな風に吹かれた時に必要以上に踏ん張ってしまいます。根っこだけしっかり張って、あとは自由に柔らかくさせておきたいです。

耳コピが上手くできないとき

音楽を聴いただけで、楽器や声で同じものを演奏できたら良いですよね!便利だし、楽しいし、いろいろなことがわかるし。でもこれは生まれつき得意な人とそうでない人がいます。得意でない人が少しずつ耳コピをできるようになっていくにはどのようなアプローチが考えられるでしょうか? ・楽器で一つの音を長く弾いてその同じ音を歌って溶け合わせる練習をする。 遠回りなようですが、同じ音をきちんと溶け合わせて歌う感覚はとても大事です。同じ音をきちんと歌うことができると、音の高さの感覚がどんどん育ってきます。同じ音を出している時に、いろいろ歌い方を変えたりして、どのようにすると自分の声と楽器の音がきちんと溶け合うのか実験してみるとより良いと思います。 ・本当に簡単なものからやる これは本当に本当に簡単なものからやると良いです。学校のチャイムみたいなものや、童謡のようなものなど。それらが確実にできるようになった時、複雑なものも少しずつ聞こえてくる自分を発見できると思います。 ・知っている曲をいろいろな調(キー)で演奏してみる。 よく知っていて覚えている曲をいろいろな調(キー)で弾いてみます。いつもと違う音からはじめてみるという事です。その時のコツは、なるべく頭で考えないこと。感覚で弾くことです。自分の中に浮かぶ次の音のイメージと、実際に自分が演奏する音を一致させていく練習になります。 少し前の記事にも書きましたが、耳コピをやる時はあまり完璧を目指さずふんわりアプローチしていく方が上達していくと思います。楽しみながらでないと続かないので、自分の耳と楽器が近づいていく感じで遊んでください!

なんか面白いことないかなーとは

先日ふと思ったのですが、私は毎日生きていて「なんか面白いことないかなー」と考えたことがほとんどないです。みなさんもそんなものかもしれないですが、一応理由を考えてみるとやはり音楽のおかげだと思います。 音楽自体も楽しいですし、音楽を通して人と出会っていろいろな話を聞くのも楽しいし、音楽をどんどん追及していくと毎日毎日発見があってそれが本当に面白いです。 音楽はお金がもうかってしょうがないタイプの仕事ではないですが、それとは別にとても人生を豊かにしてくれていると思いました。

裏コードとは!

裏コードについて書いていきます。裏コードについては聞かれる機会がとても多いです。 Cのキーで言うと、 G7→C というコード進行がよくあります。 この時にG7の代わりにDb7を使う場合があります。 Db7→C になります。これが裏コード。 ドミナントセブンコードは通常完全5度下降しますが、裏コードは半音下降になるわけです。 他の場合もみてみましょう。 A7→D を裏コードにすると、 Eb7→D になります。 やはりDの半音上のドミナントセブンを使っています。 B7→E を裏コードにすると、 F7→E になります。 なぜこういう事が可能なのかとか、どういう場合に裏コードを使うのかなど、また詳しい話はいつか書きたいと思います。

東京と名古屋で3月と4月にピアノトリオのライブ

少し先ですが、東京と名古屋で3月と4月にピアノトリオのライブをやります。素晴らしいメンバーなので東京のみなさんにも名古屋のみなさんにもぜひ聴いてほしいです。 演奏するときは、深いところにあるものを自然な感じではっきり表したいです。ジャズをやるにあたって、この二人と演奏する時が僕は一番その境地に近づけます。 東京に引っ越してきて大変な事はたくさんありますが、来てよかったと思っています。新しい出会いが多くて、いろいろな人の事を知ることができました。すごく面白いです。そうやっていろいろあった経験も織り交ぜながらお送りします。 皆さまぜひお越しください。 ●2018/3/21(水) 東京都 池袋 Absolute Blue ●2018/4/2(月) 名古屋市 栄 Doxy 《Yamada Ryo Trio Live》 山田亮(piano) 山田吉輝(bass) ​則武諒(drums)

自分でいること

自然に自分のままで演奏することはとても大事。でも自分そのままでは場にそぐわないと思ったらどうした方が良いのか。それはしょうがない。無理に自分以外のものになろうとしても、きっとあまりいいことはない。頑固でいるというのもまた違うけれど。自分を偽らないままで柔軟にオープンでいることが大事なのでしょう。

耳コピをゆるく

ジャズを学ぶ上で大事なのは耳コピだとよく言われます。音楽を聴いてそこで何が起きているか感じたり、自分の楽器や声で再現する力はとても大切。クラシックや他のジャンルでも同じだと思います。 自分が耳コピをはじめた頃は正確に再現しようとやっきになっていて、逆に得るものが少なかったような感じもします。自分が素直にわかる分だけ感じれば良いと思ってゆるくやるようになってからの方が、音楽を美味しくいただけている感じ。