​音楽について思うこと

 

音楽の勉強には長い時間がかかります。今勉強していることが実際に身になるには最低半年ぐらいはかかるのではないでしょうか。逆に言うと、今の自分は昔の自分の勉強が形作っているともいえます。気の長い話に思えるかもしれませんが、音楽は一生かけて追及することができるものです。そのぐらい腰をすえてしっかり向き合うと本当に豊かなものを自分の人生に返してくれます。逆に手軽な成果を求めているときは、それだけのものしか返ってきません。人と比べてどうであるかではなくて、それぞれの人が自分なりの良い音楽を求めていくことが大切だと思います。

音楽で何者かになろうとするよりも、音楽を愛し、丁寧に音楽と向き合っている時間を大切にすることで、実際には音楽から多くのものを得られると思います。

音楽を勉強するうえで大事なのは、頭よりも目よりもです。楽譜はとても役に立つものですが、楽譜のせいで耳を使うことをさぼってしまう時もあります。何か新しいことを学んだときは、目や頭だけでなくそれが耳で理解できているかを確認することが大切です。そのためには実際に歌ってみることも助けになります。また、頭を使わず感覚で演奏してみるのも大事なことです。

CDでもネットでもコンサートに足を運ぶのでも良いので、素晴らしい音楽をたくさん聴く事が大事です。

自分が楽器に触って練習するのと、素晴らしい音楽を聴く割合は、1:9ぐらいで良いのではないでしょうか。聴く事がとにかく大事です。

自分の感覚を大切にすること。それはとても大事です。そして同じぐらい大事なのは、新しいものに対してオープンでいることです。音楽は慣れの面も大きいので、耳なじみのないジャンルの良さは誰でもよく分かりません。とにかくたくさん触れることで良さや奥深さが分かってくるものです。オープンでいること。それが人生を豊かにして楽しく生きていくコツだと思います。